有機溶剤の臭気対策として注目されている「脱臭機(VOC処理装置)」は、塗装・印刷・化学工場などで発生するシンナー臭や有害ガスを効率よく除去できる設備です。
しかし、活性炭式・燃焼式・触媒式など種類が多く、「どれを選べばよいのか分からない」「価格相場が不透明」と悩む方も多いのではないでしょうか。
実際、脱臭装置は数万円の小型機から数百万円規模まで幅があり、用途や風量によって最適解が大きく異なります 。
導入で失敗しないための基礎知識としてぜひ参考にしてください。
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有機溶剤脱臭機とは?

有機溶剤脱臭機は、工場や研究現場で発生する臭気・VOCを低減し、作業環境と周辺環境を守るための重要設備です。
有機溶剤脱臭機の概要
有機溶剤脱臭機とは、塗装・印刷・洗浄などの工程で発生するシンナーやトルエンなどの揮発性有機化合物(VOC)を除去・低減する装置です。代表的な方式には、活性炭による吸着、燃焼による分解、触媒による酸化分解などがあり、対象となる物質や濃度、風量に応じて最適な方式を選定します。単に臭いを軽減するだけでなく、作業者の健康リスク低減や環境規制への対応にも重要な役割を果たします。工場だけでなく研究施設や小規模作業現場でも導入が進んでいます。
なぜ有機溶剤対策に脱臭機が必要なのか
有機溶剤は揮発しやすく、空気中に拡散することで作業者の吸入リスクや周辺環境への臭気問題を引き起こします。特にトルエンやキシレンなどは長期的な曝露で健康被害の原因となるため、適切な対策が不可欠です。また、近年は環境規制や近隣からの苦情対応も厳しくなっており、単なる換気だけでは不十分なケースも増えています。脱臭機を導入することで、排気中の有害物質濃度を低減し、法令遵守と環境配慮を両立できます。結果として企業リスクの低減にもつながります。
局所排気装置との違い
局所排気装置は、有害物質が発生する箇所で吸引し、作業者の曝露を防ぐための設備です。一方で有機溶剤脱臭機は、吸引された空気や排気に含まれるVOCを処理・分解してから排出する役割を担います。つまり、局所排気装置は「集める装置」、脱臭機は「処理する装置」という違いがあります。両者は競合するものではなく、併用することでより高い効果を発揮します。特に排気規制や近隣対策が求められる現場では、局所排気+脱臭機の組み合わせが基本構成となります。
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有機溶剤脱臭機おすすめ7選を比較!
有機溶剤の臭気対策は、対象溶剤・作業規模・専用用途で最適機種が変わります。ここでは現場で選ばれやすい7機種を用途別に比較します。
BA500S(小型局所脱臭装置)

BA500Sは、揮発した有機溶剤(VOC)をダブルの活性炭+HEPAフィルターで吸着し、クリーンな空気として排出する小型局所脱臭装置です。ダクト工事が不要で、キャスター付きのためレイアウト変更やライン増設にも対応しやすい点が魅力です。局所排気の代替として運用する場合は、発散防止抑制措置の申請・許可が前提になるため、導入前に運用条件と測定・管理体制を整理すると失敗しにくくなります。
BA500T(小型局所脱臭装置)

BA500Tは、BA500シリーズの中でも発散防止抑制措置対応機種として位置づけられ、工事負担を抑えながら有機則対策を進めたい現場で選ばれやすいモデルです。大容量活性炭でVOCを吸着し、液晶画面でフィルター状態を確認できる仕様が特徴です。安全面では温度センサーやVOCセンサーに関する記載もあり、連続稼働の現場でも運用設計を組みやすいのが強みです。導入時は、許可申請や運用条件まで含めて検討すると安心です。
BA400T(小型局所脱臭装置)

BA400Tは、大規模な工場・生産ラインに最適とされる局所脱臭モデルで、MEKなどのVOCを大容量活性炭で吸着する設計が特徴です。自動流量制御を備え、液晶画面でフィルター状態をリアルタイム確認できるため、稼働状況の見える化がしやすい点がメリットです。温度センサーで熱上昇を防ぐ安全設計も示されており、連続運転や複数台運用を想定した現場で、管理負担を抑えながら導入しやすい機種です。
BA400S(小型局所脱臭装置)

BA400Sは、揮発した有機溶剤(VOC)を活性炭+HEPAフィルターで吸着し、臭気と微粒子を同時に捕集できる小型局所脱臭装置です。ダクト工事不要で簡単設置、キャスター付きで移動もしやすく、現場のスポット対策に使いやすい構成です。付属品としてプレフィルターや共通2次フィルターなどが案内されており、保守運用を見通しやすい点も利点です。作業点の近くで確実に吸引できるレイアウトにすると効果を得やすくなります。
BA100S(テーブル作業の臭気対策用)

BA100Sは、テーブル作業など近距離の臭気対策に向いたモデルで、**H13ケミカルHEPA(活性炭+化学吸着)**でVOC成分を捕集し、ニオイ低減を狙います。標準でアームセットが2本付属し、ワークプレース最大2台まで対応できる設計が特徴です。軽量小型で持ち運びしやすく、ダクト工事なしで導入できるため、試作・検査・手元作業など「まずは小さく対策したい」現場に適しています。運用では吸引位置を近づけるほど効果が出やすい点が重要です。
BA800L(レーザーマーカ専用機種)

BA800Lは、レーザーマーカー専用の集塵・局所脱臭装置として案内されており、微細な粉塵と異臭を同時に除去する用途に特化しています。活性炭とHEPAフィルターで捕集し、100V/220Vどちらでも使用可能とされるため、設備条件に合わせやすいのがポイントです。ダクト工事不要でキャスター移動にも対応し、設備の入替や配置変更がある工場でも扱いやすい構成です。レーザ加工由来の煙・臭気を確実に取りたい現場で候補になります。
BA900PVC(VOC・PVCガス専用機)

BA900PVCは、揮発性有機溶剤(VOC)に加えてPVCガスにも対応する専用機種として位置づけられています。大規模な工場・生産ライン向けの設計で、大容量活性炭フィルターによる吸着と、液晶画面でのフィルター状態確認が特徴です。PVC由来ガスを含む工程では、通常のVOC対策機では想定外の負荷がかかることがあるため、専用機の選定が有効になります。対象ガスと発生量を整理し、適切な運用・交換計画を立てると導入後のトラブルを抑えやすくなります。
有機溶剤脱臭機の種類
有機溶剤脱臭機は、VOCの性状や濃度・風量で最適方式が変わります。代表的な5方式の特徴を押さえると選定が早まります。
活性炭式脱臭機
活性炭の微細孔へVOCを吸着させる方式です。低〜中濃度の臭気に強く構成がシンプル。反面、飽和すると効果が落ち、交換コストと管理が要点です。
燃焼式脱臭機
バーナー等で高温に加熱しVOCを酸化分解します。高濃度や大風量に有効で確実性が高い一方、燃料消費や安全設計、装置の大型化が課題です。
触媒式脱臭機
触媒で反応温度を下げてVOCを酸化分解します。燃焼式より省エネ化しやすい反面、触媒被毒・劣化に注意が必要で、前処理や運用管理が重要です。
スクラバー式脱臭機
水や薬液でガスを気液接触させ、溶解・反応で除去する洗浄方式です。水に溶けやすいガスに有効ですが、溶けにくい成分では工夫が必要になります。
小型・卓上型脱臭機
作業点近傍で局所的に吸引・吸着するタイプです。工事負担を抑えやすい一方、処理風量が限られるため、発生源に近づけた配置と運用ルールが鍵です。
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有機溶剤脱臭機の価格・費用は?
費用は方式(吸着・燃焼・触媒・洗浄)と処理条件(風量・濃度・成分・温湿度)で大きく変動します。内訳で見ないと比較を誤ります。
本体価格の相場
本体価格は、低濃度向けの小型処理装置で100万〜250万円程度が目安とされ、処理風量が小さい機種に寄る傾向があります。
一方、燃焼分解系(直接燃焼・蓄熱燃焼など)は大風量に対応しやすい反面、装置が大型化し高額になりやすいのが一般的です。
参考として、環境省の評価ガイドには装置例として本体価格135万円の記載もあります(仕様条件に依存)。
設置工事費の相場
設置工事費は、据付・基礎・架台・電源工事・試運転調整が中心で、現場条件でブレます。既設ラインに後付けする場合は、搬入経路やクレーン手配、停止期間の制約で費用が増えがちです。燃焼式は安全装置や制御盤、排熱・耐熱仕様が絡み、工事範囲が広がりやすい点にも注意が必要です。見積では「どこまで含むか(試運転・性能確認・教育)」を明記し、追加費用を防ぐのがポイントです。
ダクト・排気設備の費用
脱臭機は単体ではなく、発生源からの捕集・搬送が前提です。ダクト延長、フード改造、分岐・ダンパ、排気筒、消音、屋外放出位置の調整が費用を左右します。捕集が弱いと処理以前にVOCが漏れるため、風量設計と圧損の整合が重要です。燃焼系は温度条件が高くなるため、耐熱ダクトや断熱、周辺安全距離などで付帯工事が増えることがあります。
保守・ランニングコスト
活性炭式は吸着材交換が主コストで、濃度変動やミスト混入で寿命が短くなると負担が増えます。
燃焼式は燃料・電力が中心で、低濃度ガスだと燃料消費が大きくなりやすい点が論点です。
触媒式は触媒劣化(被毒)に備えた点検・交換計画が必要です。
また、評価ガイドでは装置例として年間運転費の記載もあり、仕様に応じた試算が重要です。
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有機溶剤脱臭機を導入するメリット
脱臭機は臭気対策に留まらず、曝露低減・品質安定・近隣対応など多面的な効果があります。目的を整理すると方式選定と投資判断が明確になります。
臭気・VOCの低減で作業環境を改善できる
有機溶剤は揮発しやすく、臭気だけでなく作業者の曝露リスクにもつながります。脱臭機で排気中VOCを低減できれば、作業空間に戻り込む臭気や不快感が減り、現場の安全衛生レベルを上げやすくなります。特に吸着・燃焼・触媒などはVOCそのものを除去・分解するため、単なる換気よりも効果を設計しやすいのが利点です。改善の鍵は、発生源近傍での捕集と、処理風量・濃度の設計根拠を揃えることです。
法令対応(有機則・特化則)を進めやすい
有機溶剤を扱う現場では、発散抑制や曝露低減の仕組み化が求められます。脱臭機を含む排気処理を整えると、対策の「見える化」が進み、測定・管理とセットで運用を整理しやすくなります。特に大風量や高濃度の工程では、燃焼法(直接・蓄熱・触媒)など処理方式を適切に選べば、要求水準に合わせた対策を組み立てやすい点がメリットです。
近隣クレーム対策になる
有機溶剤臭は敷地外へ拡散するとクレーム化しやすく、操業リスクになります。脱臭機で排気中の臭気成分を低減できれば、境界での臭気感が下がり、トラブルの芽を抑えやすくなります。特に周辺に住宅や店舗がある立地では、排気筒の位置や放出方向、処理方式の適合性が重要です。換気で「薄める」だけでは限界がある場合、処理設備の導入が有効な選択肢になります。
製品品質の安定につながる
臭気や溶剤蒸気が作業エリアに滞留すると、塗装・接着・印刷などで異物付着や乾燥ムラ、におい移りの原因になり得ます。脱臭機を含む排気処理で空気環境を安定させると、工程ばらつきが減り、品質の再現性を上げやすくなります。加えて、現場の不快感や頭痛・倦怠感の訴えが減れば、作業集中度の維持にもつながります。設備投資の評価は、クレーム削減や歩留まり改善も含めて行うと妥当性を示しやすいです。
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有機溶剤脱臭機のデメリット
脱臭機は万能ではなく、方式のミスマッチや運用不足で「効かない」「高い」になりがちです。導入前に弱点を前提として設計・運用を組む必要があります。
初期費用が高くなりやすい
脱臭機は本体に加えて、捕集ダクト・排気筒・電源・据付など周辺工事がセットになり、初期費用が膨らみやすい設備です。小型装置でも100万〜250万円程度の目安が示される一方、燃焼系などは規模が大きくなりやすい傾向があります。
「どの工程の、どの排気だけを処理するか」を絞れないと、風量が過大になって費用が跳ねるため、発生源の切り分けが重要です。
定期メンテナンスが必要
活性炭式は吸着材が飽和すると性能が落ち、交換・廃棄の管理が必須です。
燃焼・触媒式は、燃焼管理や触媒劣化への対応、点検停止を含めた運用設計が必要になります。
スクラバーは循環水・薬液の管理、スケールや腐食対策などが運用負担になり得ます。
保守を前提に、消耗品・点検頻度・停機時の代替策まで見積に落とし込むことが重要です。
適切な方式選定を誤ると効果が出ない
VOCは成分・濃度・温湿度・ミスト混入で挙動が変わります。例えば低濃度大風量に直接燃焼を当てると燃料コストが重くなりやすく、触媒式は被毒成分があると性能劣化の懸念があります。
スクラバーも水に溶けにくいガスでは効きにくい傾向があるため、相性評価が不可欠です。
「対象物質の特定」「濃度変動の把握」「必要除去率」の3点を揃えないと、期待値と実力がズレます。
設置スペース・レイアウト制約がある
脱臭機は本体だけでなく、点検スペース、ダクト取り回し、排気筒ルートが必要です。燃焼系は高温部を伴うため安全距離や耐熱・断熱の配慮が増え、設置自由度が下がることがあります。
小型・卓上型でも、発生源に近づけないと効果が出にくく、作業動線を阻害しない配置が課題になります。
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有機溶剤脱臭機の選びのポイント
有機溶剤脱臭機は、方式の相性と設計条件の妥当性で効果が決まります。対象物質・風量濃度・出口基準・運用コスト・保守体制まで一貫して確認しましょう。
対象物質(溶剤種)に適した方式を選ぶ
まず溶剤種を特定し、相性の良い方式を当てるのが基本です。低〜中濃度のVOCなら活性炭吸着が適合しやすい一方、高濃度・大風量では燃焼/触媒など分解系が候補になります。臭気の組成がトルエン主体のように明確なら、処理風量と流入濃度を前提に方式を絞り込む手順が有効です。混合溶剤やミスト混入がある現場では、フィルター目詰まりや吸着寿命の短縮が起きやすく、前処理や段構成も含めた検討が必要です。
処理風量と濃度に応じた設計か確認する
脱臭機は「装置能力」よりも、現場の捕集・搬送条件が合っているかで成否が分かれます。現場では排ガスを分析して濃度を求め、排ガス量(風量)と掛け合わせて排出量を把握する考え方が示されています。
設計では、発生源フードの捕集性能、ダクト圧損、装置の許容風量域が整合しているかを確認し、濃度変動(立上げ・洗浄直後・乾燥工程)も織り込んだ余裕度を持たせます。見積時は「設計値か実測値か」を区別し、試運転で測定・調整まで行う体制だと失敗しにくくなります。
排気処理基準・出口濃度の明確化
比較の軸は「何をどこまで下げるか」を数値で揃えることです。VOC対策では入口・出口濃度や処理率などを目標性能として設定し、設計値/実測値のどちらで保証するかまで整理することが重要だとされています。
また、近隣苦情が絡む場合は、VOC規制値を満たしていても臭気側(悪臭)で問題化するケースがあり、排出口の影響を捉える指標を用いて過剰投資を避ける考え方も示されています。
契約前に、出口基準(濃度・臭気)/測定方法/判定タイミングを明記すると、導入後の「思ったほど効かない」を減らせます。
ランニングコストと省エネ性で比較する
導入後に効くのは消耗品・電力・燃料・停止損失です。活性炭式は吸着材交換が中心で、濃度が高いほど交換頻度が上がりやすい一方、設備構成は比較的シンプルです。燃焼系は確実性が高い反面、低濃度ガスでは燃料負担が論点になりやすく、触媒系は省エネ化が期待できても触媒劣化・被毒リスクを考慮します。
省エネ比較は、想定運転時間×風量×濃度変動で年間費用を試算し、繁忙期・ピーク時も含めた総額で判断するのが確実です。
保守体制・消耗品供給の有無を確認する
脱臭機は、性能維持のために保守が前提の設備です。フィルター・活性炭・触媒など消耗品の入手性、交換の手間、交換目安の提示、故障時の代替策まで確認しましょう。メーカー側でフィルター状態の見える化や交換手順が整っていると、現場運用が安定します。
また、局所排気の代替として運用する場合は、制度上の整理が必要になるケースもあるため、導入前に適用条件と手続き・運用ルールをセットで相談できる体制だと安心です。
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ベリクリーン(Belicleenair)は、有機溶剤蒸気やVOC対策に特化したBAシリーズを展開し、高性能活性炭+HEPAで溶剤蒸気と微粒子を同時に捕集できる点が特徴です。
可搬型でダクト工事の負担を抑えた導入がしやすく、作業点の近くで局所対策を組み立てたい現場に適しています。
まずはお気軽に以下のリンクよりご相談ください。
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