局所排気装置の価格相場はいくら?種類別の費用を徹底解説!

局所排気装置の価格

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局所排気装置の導入費用は、本体価格だけでなく設置工事やダクト・電気工事、さらに点検や消耗品などのランニングコストまで含めて考える必要があります。

本記事では、種類別・規模別の費用相場と、価格が高くなる要因、失敗しない選び方、コストを抑える具体策まで一気通貫で解説します。

見積もり比較の軸も整理するので、予算計画と仕様決めに役立ててください。

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目次

局所排気装置の価格・費用は?

局所排気装置の費用は、本体に加えて工事・配管・電気・保守まで含めた総額で決まります。内訳別の相場感を押さえましょう。

本体価格の相場

本体価格は方式と規模で大きく変わります。一般に、囲い式は構造が大きくなりやすく、外付け式は構成次第で抑えやすい傾向です。
ただし、対象物質や必要風量、排気処理の有無で価格帯が跳ねる点に注意が必要です。

「本体が安い」だけで選ぶと、後からダクト延長や処理装置追加が発生し、総額が上がることがあります。
見積では、装置本体に含まれる範囲(フード・ファン・制御・処理部)を明確にし、仕様の抜けを防ぐことが重要です。

設置工事費の相場

設置工事費は、搬入条件、据付方法、架台や基礎の要否、試運転調整の範囲で変動します。
特に、既設設備が稼働中の現場では、夜間工事や養生が増え、工期と費用が上がりやすい点に注意してください。

また、据付後には風量調整や漏れ確認などの試運転が必要で、ここを省くと「吸っているつもり」で性能不足になりがちです。
工事費には、据付・調整・引き渡し検査がどこまで含まれるかを揃えて比較すると、後からの追加費用を抑えられます。

ダクト工事・電気工事費

ダクト工事は費用ブレが最も大きい項目です。排気経路が長い、曲がりが多い、屋上まで立ち上げる、足場が必要などの条件で高額化します。
さらに、腐食性ガスや粉じんが多い工程では材質や清掃性も考慮が必要で、仕様が増えるほどコストが上がる傾向です。

電気工事は、ファン容量、制御盤、インバータ、警報や連動(扉連動・風量監視)などで増減します。
早い段階で「排気経路」と「電源・制御要件」を確定すると、見積のブレを小さくできます。

保守点検・ランニングコスト

ランニングコストの中心は電気代と、フィルタ・吸着材などの消耗品、そして点検費用です。
とくに排気処理を入れると、フィルタ目詰まりや吸着飽和で性能が落ちやすく、定期交換の計画が欠かせません。

点検は、性能維持と法令対応の両面で重要です。点検頻度、点検項目、記録の取り方を決め、現場で回る運用に落とし込む必要があります。
保守契約は「交換部品の範囲」「緊急対応」「点検回数」で金額が変わるため、契約前に範囲を揃えて比較しましょう。

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種類別|局所排気装置の価格相場

局所排気装置は方式ごとに必要風量や工事の難易度が異なり、価格帯も変わります。用途に合う方式を選ぶことが近道です。

囲い式局所排気装置の価格

囲い式は発生源を囲って捕集するため、少ない風量でも効果を出しやすい一方、装置の箱体や開口設計が必要で本体が高くなりがちです。
ドラフトチャンバーのように作業空間を囲うタイプは、サイズや材質、耐薬品性で価格差が出ます。

ただし、捕集効率が高く、外乱気流の影響を受けにくい点は大きな強みです。
開口条件が安定する現場では、結果的に必要風量を抑えられ、ダクト・ファン側のコストを抑えられる場合もあります。総額で判断しましょう。

外付け式局所排気装置の価格

外付け式は作業台や装置の外側にフードを設置する方式で、後付けしやすく、構成をシンプルにしやすいのが特徴です。
そのため本体は抑えやすい傾向ですが、フードが発生点から離れると捕集効率が落ち、必要風量が増えてコスト増につながることがあります。

周辺の空調や人の動きで気流が乱れる現場では、漏れを防ぐための追加対策が必要になることもあります。
価格だけでなく、作業姿勢でも捕集できる配置にできるかを確認し、無理な風量増に陥らない設計が重要です。

プッシュプル型換気装置の価格

プッシュプル型は押し出し気流と吸引気流で「気流の帯」を作り、開放面が大きい槽やライン工程で拡散を抑える方式です。
囲い込みが難しい工程に適しますが、気流設計がシビアで、プッシュとプルのバランス調整が必要です。

装置構成が増えるため一式価格は上がりやすい一方、開放工程での安定捕集ができれば効果が大きいのが利点です。
外乱気流対策や試運転調整の工数も見積に影響します。設計・調整込みの一式で比較すると判断しやすくなります。

小型・卓上型局所排気装置の価格

小型・卓上型は省スペースで導入しやすく、工事負担を抑えたい現場に向きます。
スポット対策として使えるため、初期費用を抑えやすい反面、処理能力には限界があり、広い開放面や発生量が多い工程には不向きです。

また、フィルタや吸着材などの消耗品コストが相対的に大きくなる場合があります。
価格比較では本体だけでなく、交換頻度と消耗品単価を含めて総額で見ましょう。適用範囲を誤らないことが重要です。

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規模別|局所排気装置の価格目安

同じ方式でも、対象範囲が広がるほどダクトやファン、処理装置が大きくなり、総額が上がります。規模感での目安を整理します。

小規模工場・作業場の場合

小規模では、特定の作業台や小さな槽など、発生源が限定されるケースが多く、局所的な対策で効果を出しやすいのが特徴です。
外付け式や小型タイプで始め、必要に応じて段階拡張する設計がコスト面で有利になりやすいです。

ただし、建物条件で屋外排気が難しい場合は、排気処理や経路確保に費用が出ます。
見積では、最小構成で基準を満たせるかを検証し、将来の増設を見越した幹線設計にしておくと無駄を減らせます。

中規模工場の場合

中規模では、複数工程に局所排気が必要になりやすく、ダクトの分岐や同時運転を考慮した設計が重要になります。
ここで設計が甘いと、遠い枝管が吸えない、抵抗増で風量不足になるなど、性能不足が起きやすいです。

その結果、後からファン増強やダクト改修が必要になり、総額が膨らみます。
初期段階で圧力損失と必要風量を見積もり、将来追加を前提に余力を持たせると、長期的には安く済みやすいです。

大規模ライン・化学プラントの場合

大規模では、対象物質のリスクが高い、排気処理が必須、設備点数が多いなどの理由で、総額が大きくなりがちです。
また、腐食性ガスや高温排気、粉じん堆積など、条件が厳しく材質・安全設計が求められます。

さらに、停止できないラインでは工事計画が難しく、仮設や夜間対応で工事費が増えやすい点も特徴です。
この規模では、設備費よりも工事費と設計・調整費が支配的になりやすいので、工程ごとの優先度設計が重要です。

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局所排気装置の価格が高くなる要因

価格が跳ねるポイントは共通しています。要因を知ると、見積の妥当性確認とコスト最適化がしやすくなります。

排気経路が長い・複雑な場合

排気経路が長い、曲がりが多い、分岐が多いと圧力損失が増え、必要風量を出すためにファンが大型化しやすくなります。
その結果、ファン・ダクト材・支持金物・貫通工事などが増え、総額が上がります。

屋上までの立ち上げや、避難経路・防火区画を跨ぐ場合は工事が難しく、さらに費用が増えがちです。
対策として、発生源に近い位置に機器を置く、経路を短くするなど、レイアウトとセットで設計することが効果的です。

腐食性ガスや特殊物質に対応する場合

酸性ガスや強アルカリミストなど腐食性が強い場合、ダクトやファンの材質、シール、排気処理方式が特殊仕様になりやすいです。
また、粉じんが多い工程では堆積対策や清掃性の確保が必要で、点検口やダクト径の確保などが追加されます。

危険物や反応性物質を扱う場合は安全設計も必要になり、仕様が積み上がります。
この領域は「安さ」より「確実性」が重要です。適合材質と保守性を優先し、長期の故障リスクを下げましょう。

排気処理装置が必要な場合

排気処理を入れると、本体費用だけでなく、設置スペース、配管、交換部材、点検工数が増えます。
たとえば、活性炭吸着は交換が必要で、フィルタ目詰まりは風量低下につながります。

処理装置が重い場合は架台や基礎も必要になり、工事費も上がりやすいです。
処理の要否は「臭気」「周辺環境」「規制」「物質特性」で決まるため、処理方式の選定を早めに行い、見積の前提条件を揃えましょう。

法令基準を満たすための追加仕様

法令や社内基準で、風量監視、警報、連動停止、点検記録、測定対応などの仕様が求められると、制御・計測の費用が増えます。
また、性能確認の試験や第三者点検が必要な場合も、コストに反映されます。

ここを削ると、導入後に基準を満たせず改修が必要になり、結果的に高くつくことがあります。
「必要な追加仕様」を先に決め、後出し追加を防ぐことが総額最適化の鍵になります。

局所排気装置の選びのポイント

局所排気装置は、現場条件と運用まで含めて初めて性能が出ます。選定時に外せない確認ポイントを整理します。

対象物質と発生量の把握

まず、扱う物質が蒸気・粉じん・ヒューム・ミストのどれかを整理し、発生量と発生時間を把握します。
同じ物質でも、温度が高い、開放時間が長い、投入回数が多いほど発生量が増えます。

さらに、作業者の立ち位置や手の動き、周辺の空調など外乱要因も捕集に影響します。
現場観察とヒアリングで実態を掴み、**工程に合う方式(囲い式・外付け・プッシュプル)**を選ぶのが近道です。

必要風量と制御風速の確認

性能は「フード位置」と「必要風量」で決まります。フードが遠いほど必要風量は増え、騒音や電力も増えます。
見積では風量だけでなく、静圧、ダクト抵抗、フード開口条件、外乱気流の影響を確認しましょう。

試運転時に煙試験などで漏れを確認し、作業姿勢でも捕集できるかを検証すると安心です。
数字と現場の再現性が揃って初めて、安定した安全対策になります。調整範囲が含まれているかも要確認です。

将来の増設・レイアウト変更への対応

ライン変更や作業台移動が起きる現場では、柔軟性が費用に直結します。
後から増設すると圧力損失が増え、風量不足になり、ファン増強や改修が必要になることがあります。

幹線に余力を持たせる、分岐追加しやすい構造にする、フード位置を調整できる構成にするなど、将来対応を織り込むのが有効です。
「今の最適」だけでなく、変更後も基準を満たす設計にしておくと、総額を抑えやすくなります。

保守体制とサポート内容の確認

局所排気は導入後の点検・清掃・消耗品交換で性能が維持されます。
そのため、メーカーや施工会社のサポート範囲が重要です。点検頻度、緊急対応、部品供給年数、風量調整の再対応などを確認しましょう。

粉じん工程なら堆積対策、溶剤なら吸着材の管理など、運用設計に踏み込めるかが差になります。
価格だけでなく、性能維持のしやすさで比較すると失敗しにくいです。

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局所排気装置のコストを抑えるには?

コスト削減は「値引き」だけでなく、設計と制度活用で実現できます。効果を落とさずに総額を下げる方法を解説します。

複数の会社に相見積もりを取る

局所排気は見積条件の差で金額が大きく変わります。必ず複数社で比較し、同じ前提で揃えることが重要です。
比較すべきは、本体価格だけでなく、工事範囲、試運転調整、排気処理、保守契約、消耗品まで含めた総額です。

また、風量条件やフード位置などが曖昧だと、後から追加費用になりがちです。
見積の前提条件を文章で揃えると、フェアに比較でき、交渉もしやすくなります。結果として不要な追加仕様を削り、総額を抑えられます。

補助金を利用する

条件に合えば補助金で実質負担を下げられます。省力化や生産性向上、安全衛生の改善を目的とした投資は対象になり得ます。
ただし、多くの制度で交付決定前の契約・発注が対象外になりやすい点に注意が必要です。

申請には計画書や見積、実績報告が必要で、スケジュール管理が重要になります。
ベンダーが申請支援できる場合もあるので、導入計画の早期に制度要件を確認し、無理のない手順で進めるとコスト削減につながります。

発散防止抑制装置を導入する

ダクト工事が難しい、スペースが限られる現場では、発散防止抑制装置を検討する価値があります。
吸着・分解・気流制御などで拡散を抑える方式で、構成次第では局所排気より工事負担を抑えやすい場合があります。

ただし、対象物質や作業条件によっては、局所排気の代替として認められるための手続きや要件確認が必要になります。
「安いから」ではなく、**目的(法令対応か、臭気・ばく露低減か)**を明確にし、必要性能を満たしたうえで総額を比較することが重要です。

発散防止抑制装置とは?

発散防止抑制装置は、局所排気の設置が難しい現場で拡散を抑える選択肢です。特徴を理解し、適用範囲を見極めましょう。

局所排気装置よりも安価で導入できる

発散防止抑制装置は、ダクトを長距離で敷設しなくても導入できる構成があり、工事負担を抑えやすい点が魅力です。
吸着や分解、循環処理などで有害物質の拡散を抑え、作業環境の改善を狙います。

局所排気は排気経路や屋外放出の条件で工事費が膨らみやすいため、建物制約が強い現場ほど差が出やすいです。
ただし、性能と適用条件が重要なので、対象物質・発生量・運用条件を整理し、必要な安全性を満たす前提でコスト比較しましょう。

移動式で設定できる

移動式タイプは、作業場所が変わる現場や、期間限定の工程に対応しやすいのが利点です。
固定ダクトが不要な構成なら、レイアウト変更に伴う工事を減らし、導入のハードルを下げられます。

一方で、移動式は設置位置が変わるため、捕集の再現性を確保する工夫が必要です。
作業者の立ち位置や外乱気流の影響を受けやすい場合は、設置ルールや簡易確認手順を作ると安定します。運用設計込みで選ぶのがポイントです。

コンパクトサイズで設置しやすい

コンパクトな装置は、狭い作業場でも置きやすく、搬入や設置の負担が小さい点がメリットです。
とくに、小規模工程やスポット対策では、必要十分な性能を確保しつつ導入しやすい選択肢になります。

ただし、小型化すると処理能力に限界があり、発生量が多い工程では不足することがあります。
また、フィルタや吸着材の交換頻度が高いと、ランニングコストが増える可能性があります。消耗品コストまで含めて総額で判断しましょう。

おすすめの発散防止抑制装置・局所排気装置メーカー3選

導入の成功は、製品だけでなく設計・施工・保守の一体対応にかかっています。用途の方向性が異なる3社を紹介します。

株式会社ベリクリーン(発散防止抑制装置メーカー)

ベリクリーンは、脱臭やVOC低減などの領域で、吸着・フィルタリング系の装置を軸に検討しやすいメーカーです。
ダクト工事が難しい現場や、まずはスポットで対策したい現場では、構成をシンプルにして初期負担を抑えやすい点が魅力です。

一方で、目的が「臭気対策」なのか「法令上の局所排気の代替」なのかで、必要要件が変わります。
導入前に、対象物質と求める安全水準、運用条件を整理し、適用範囲を明確にした仕様決めを行うとミスマッチを防げます。

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オリエンタル技研工業株式会社

オリエンタル技研工業は、研究室・実験室などの局所排気領域で、ドラフトチャンバー等を含めた提案が検討しやすい会社です。
研究環境では、開口条件や操作性が性能に直結するため、安全性と使い勝手の両立が重要になります。

また、薬品の種類や作業手順が変わると必要仕様も変動するため、現地条件を踏まえた設計力が求められます。
選定時は、サイズ・材質・排気処理・警報などの仕様だけでなく、据付後の調整と点検運用まで支援できるかを確認しましょう。

テラル株式会社

テラルは送風機を中心に、局所排気の心臓部であるファン選定の観点から検討しやすいメーカーです。
局所排気は、ダクト抵抗に見合う風量と静圧を確保できなければ性能が出ないため、送風機の選定は重要です。

既設設備の改修や、排気条件が厳しい現場では、運転条件に合う機種と制御方式の選定がコストと性能の両面に影響します。
見積では、必要風量に対する余力、騒音・電力、制御の柔軟性を確認し、運用で風量が維持できる構成を選ぶことが大切です。

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