トリミングサロン向けPOSレジおすすめ5選｜価格や選び方を解説！

トリミングサロンでは、予約管理・顧客情報・ペットのカルテ・会計処理など、日々の業務が多岐にわたります。これらを効率化し、サービス品質を高めるために導入が進んでいるのがトリミングサロン向けPOSレジです。

近年は、ペット情報の詳細管理やネット予約連携、キャッシュレス対応など、サロン運営に特化した機能を搭載したモデルが増えています。

本記事では、トリミングサロンにおすすめのPOSレジ7選を厳選して紹介し、価格相場・選び方・導入メリットまでわかりやすく解説します。

導入を検討しているオーナー様は、ぜひ参考にしてください。

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おすすめPOSレジTOP2｜比較一覧表

ランキング	1位	2位
サービス名	スマレジ	CASHIER POS
決済端末
評価
資料請求	資料請求	資料請求
提供会社	株式会社スマレジ	株式会社ユニエイム
初期費用	0円〜10万円程度	0円〜10万円程度
月額利用料	スタンダード：0円　 プレミアム：5,500円/月　 プレミアムプラス：8,800円/月	スタータープラン　無料 プロ 4,400円/月 モバイルオーダー 3,000円/月
決済手数料	1.98%~ (業界最安水準)	3.24%~
入金サイクル	月2回 (QRコード決済は月1回)	月2回 (電子マネー決済は月1回)
持ち運び	○	○
導入までの期間	最短15日	最短15日

POSレジとは？

POSレジとは、販売時点の会計と同時に売上データを自動で記録・管理できるレジシステムのことを指します。従来のレジが「お金のやり取り」だけを行うのに対し、POSレジは商品名・金額・日時・在庫などの情報をリアルタイムで蓄積し、店舗運営に役立つデータとして活用できる点が特徴です。

近年はタブレット型やクラウド型が増え、店舗の規模や業種に合わせて柔軟に導入できるようになりました。売上管理の効率化だけでなく、ミス削減、キャッシュレス決済との連携、分析機能による販売戦略の改善など、多くのメリットがあるため、小売・飲食・サロン業界まで幅広く普及しています。

トリミングサロン向けPOSレジの価格・費用

トリミングサロン向けPOSレジの費用は、本体代・システム利用料・周辺機器費用の3つが中心となり、導入形態によって大きく変動します。

iPadなどの本体代

トリミングサロン向けPOSレジを導入する際、多くの店舗がタブレット型POSを採用するため、iPadなどの本体代が初期費用のベースとなります。iPadの価格はモデルによって異なり、一般的には5万円〜10万円前後が相場です。画面サイズが大きい方が予約表の確認や施術履歴の閲覧がしやすく、スタッフの操作性も向上します。

耐久性を重視する場合はケースや保護フィルムの追加購入も必要です。また、Wi-Fiモデルであれば通信費を抑えられ、セルラーモデルなら場所を選ばず運用できるため、サロンの環境に合わせて選ぶことが重要です。長期間運用することを考えれば、最新モデルを選んだ方が性能面・寿命の面で安定するため、総合的なコストパフォーマンスにもつながります。

POSシステム利用料

POSレジの月額利用料は、導入後に継続して発生するランニングコストとしてサロン経営に大きく関わります。クラウド型POSの場合、月額5,000円〜15,000円ほどが一般的で、予約管理や顧客カルテ機能など、トリミングサロン特化の機能が含まれる場合は上限寄りの金額になることが多くなります。

ネット予約と連携したい場合や、LINE通知を使いたい場合は、追加オプション費用が必要になるケースもあります。複数店舗を運営しているオーナーの場合、店舗数に応じた料金体系になっているかも確認すべきポイントです。また、将来的な拡張性やアップデート費用が含まれるかどうかも、利用料の満足度に直結します。安さだけで決めるのではなく、機能と費用のバランスを見て選ぶことが重要です。

周辺機器費用

POSレジの導入には、iPad以外にもレシートプリンター・キャッシュドロワー・バーコードリーダーなどの周辺機器が必要になる場合があります。これらの費用はそれぞれ1万円〜5万円ほどで、機能性やメーカーにより幅があります。特にレシートプリンターはBluetooth接続かLAN接続かにより価格が変わり、設置環境に合わせて最適なタイプを選ぶ必要があります。

また、ペット用品の物販を行うサロンであればバーコード管理の効率化が欠かせないため、読み取り速度や耐久性も考慮することが大切です。さらに、キャッシュレス決済端末を導入する場合は、端末代や決済手数料も追加コストとして発生します。必要な機器を正しく選定することで、無駄な費用を抑えながら使いやすいレジ環境を構築できます。

トリミングサロン向けPOSレジの選び方は？

サロンの規模や運営スタイルに最適なPOSを選ぶには、「使いやすさ」「機能の充実」「コスト」のバランスが重要です。特に以下の5点を重視しましょう。

ペット情報・施術履歴の管理がしやすいか

トリミングサロンでは、飼い主の情報だけでなく、ペットの犬種、年齢、体重、過去の施術内容や頻度などを細かく管理する必要があります。POSレジがこれらの情報を項目として持ち、簡単に検索・編集できるかが非常に重要です。

たとえば「○月のシャンプー・カット内容」「毛玉の有無」「アレルギーの有無」「前回来店からの日数」を記録できると、次回の施術時に最適なケアが可能になります。さらに、ペットごとにカルテ履歴がわかることで、スタッフ間の情報共有がスムーズになり、ミスや漏れの防止につながります。

予約管理（ネット予約含む）との連携ができるか

トリミングサロンでは予約管理が業務の根幹になります。POSレジがネット予約システムと連携していれば、電話や店頭の手書き台帳だけでなく、スマホやPCからの自動予約をリアルタイムで反映でき、二重予約や予約忘れのリスクを減らせます。

また、リマインダー通知や予約確認メールの自動送信機能があると、顧客のキャンセル防止や直前変更にも柔軟に対応できます。ネット予約の導入は、忙しい飼い主にとっても利便性が高く、集客アップにもつながるため、POSレジ選定時に重視したいポイントです。

キャッシュレス決済や回数券・プリペイド対応があるか

現代の顧客ニーズとして、クレジットカード・スマホ決済などのキャッシュレス対応は必須となりつつあります。POSレジがこれら多様な決済方法に対応しているか、そして回数券やプリペイドの管理が可能かを確認することが重要です。

回数券やプリペイド制度を導入すれば、再来店を促す仕組みとして有効で、売上の安定化につながります。さらに、キャッシュレス決済が使えると会計がスムーズになり、現金管理の手間やミスを減らせます。

スタッフの操作が簡単でミスが起きにくいか

POSレジはスタッフ全員が扱うツールであるため、直感的でわかりやすい操作性が求められます。特に、トリミングサロンは忙しい時間帯や予約が立て込む時間帯があり、操作が複雑だと誤入力や処理漏れの原因になります。

画面レイアウトが整理されていて、必要な項目がすぐに呼び出せるか、入力の手間が少なく済むか、スタッフが複数いても同時に作業できるかなどをチェックすべきです。

月額料金・初期費用・保守費用の総額が予算に合うか

どんなに高機能でも、導入コストや継続コストが高すぎればサロン経営を圧迫します。POSシステムの初期費用（本体代や設定費）だけでなく、月額利用料・保守費用・オプション追加費用まで含めたトータルコストを把握することが重要です。

特に開業直後や小規模サロンでは、初期投資を抑えつつ必要な機能を満たすバランスが求められます。また、将来的な機能拡張・アップデートにどれくらい追加費用がかかるか、契約の縛りや解約時の条件も確認すべきです。

トリミングサロン向けPOSレジに必要な機能

トリミングサロンでは、ペットの安全管理や予約・会計の効率化が求められるため、専用機能を備えたPOSレジが重要です。以下の5つは特に導入時に押さえておきたい必須機能です。

顧客情報・ペット情報（犬種・体重・施術履歴）管理機能

トリミングサロンでは、ペットごとの詳細な情報を継続的に管理することが不可欠です。犬種・体重・毛質・年齢・性格・健康状態などをデータとして蓄積し、次回以降の施術に活かせるPOSレジであれば、サービス品質が大きく向上します。

また、アレルギー情報や施術中に嫌がりやすいポイントなどを記録しておくことで、スタッフ間での情報共有が容易になり、トラブル防止につながります。さらに、施術履歴を一覧で確認できると、前回の仕上がりやオーダー内容に応じて適切な対応ができ、リピーター獲得にも役立ちます。

予約管理・スケジュール管理機能

予約中心で運営されるトリミングサロンでは、予約管理機能は最も重要な項目です。施術内容・担当者・所要時間・預かり時間などを一元で管理できれば、1日の流れを効率よく組み立てられます。

特にネット予約と連携するPOSレジなら、顧客が24時間いつでも予約でき、電話対応の削減や予約漏れ防止に大きく貢献します。また、予約変更やキャンセルがリアルタイムで反映されるため、スタッフのシフト調整や施術準備がスムーズになり、店舗全体の運営効率を高めることができます。

施術メニュー登録・オプション管理機能

トリミングサロンでは、基本メニューに加えて多様なオプションを扱うことが一般的です。POSレジに施術メニューとオプションを自由に登録できる機能があれば、入力ミスの防止と会計のスムーズ化に大きく役立ちます。

毛玉取り、薬用シャンプー、デンタルケアなど細かなメニューにも対応できる柔軟性が重要です。また、施術ごとの所要時間を登録しておけば、予約管理と連動してスケジュール調整がしやすくなります。スタッフ全員が同じメニュー設定で運用できるため、サービスの均一化にもつながります。

会計・キャッシュレス決済対応機能

キャッシュレス需要の高まりに伴い、クレジットカード・QRコード決済・電子マネーなどに対応したPOSレジはサロン運営に欠かせません。会計処理がスムーズになり、待ち時間の短縮や現金管理の負担軽減につながります。

また、施術メニューとの連動により金額入力が自動化されるため、ヒューマンエラーの削減にも貢献します。日次締め作業が簡単になることで、閉店後の業務時間短縮にも効果的です。物販を扱うサロンでは、バーコード対応も便利なポイントになります。

送り迎え・預かり時間の記録や注意事項メモ機能

ペットの送り迎えや預かりサービスを行うサロンでは、チェックイン・チェックアウト時間の記録がとても重要です。POSレジで滞在時間を正確に管理できれば、飼い主への説明がしやすく、トラブル防止につながります。

また、噛み癖・持病・ストレス反応など個別の注意点をメモとして残す機能があれば、次回施術時の安全性とサービス品質が大きく向上します。スタッフ全員が注意事項を共有できることで、施術中の事故リスクを下げ、安心して利用できるサロン運営につながります。

トリミングサロン向けPOSレジおすすめ5選

トリミングサロンでは、ペット情報管理・予約・会計を効率化できるPOSレジが欠かせません。ここでは導入しやすく、コストと機能のバランスが優れた5つのPOSレジを厳選して紹介します。

スマレジ

スマレジは、初期費用・月額費用を抑えて導入したいトリミングサロンに最適なクラウドPOSレジです。無料プランから利用でき、売上管理・在庫管理・顧客管理といった店舗運営に必要な基本機能が充実しています。操作画面がわかりやすく、導入後すぐにスタッフが使いこなせる点も魅力です。

また、キャッシュレス決済にも対応しており、スマレジPAYGATEを併用すればクレジットカード・電子マネー・QRコード決済など幅広い決済手段を導入できます。さらに、アプリマーケット機能により予約管理や分析ツールなどを追加できる拡張性が高く、サロンの成長に合わせて柔軟に運用できます。低コストで始められ、長期的に運用したいサロンにとって非常にバランスの良い選択肢です。

価格・費用
・スタンダード：0円　
・プレミアム：5,500円/月　
・プレミアム プラス：8,800円/月

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CASHIER

CASHIER は多業種対応のクラウドPOSで、柔軟性の高さからトリミングサロンとの相性も良いPOSレジです。売上管理・在庫管理・スタッフ管理・キャッシュレス決済など、POSとして必要な基本機能が網羅されており、物販を扱うサロンでも効率よく運用できます。わかりやすいUIで、スタッフがすぐに操作を覚えられる点もメリットです。

また、複数店舗管理やリアルタイム売上確認など、クラウドならではの便利な機能も備えています。オプション追加で機能を拡張できるため、サロン規模に応じた柔軟な運用が可能。一方で、ペットカルテ管理や予約管理などサロン特化機能は標準搭載ではないため、必要に応じて外部アプリとの併用が必要です。総合的に見て、成長段階のサロンに向いた拡張性の高いPOSです。

価格・プラン
・スタータープラン　無料
・プロフェッショナルプラン　月額4,400円
・モバイルオーダープラン　月額3,000円

POS+（ポスタス）

POS+ は操作性の高さとサポート体制の手厚さが特徴のクラウドPOSレジで、初めてPOSを導入するサロンにも安心して利用できるサービスです。キャッシュレス決済を幅広くカバーし、会計作業をスムーズに進められる点が強みです。

売上管理・取引履歴管理・データ分析などの機能が充実しており、日々の会計処理から経営分析まで一貫して行える構成になっています。加えて、全国駆けつけサポートなど、サポート面の厚さは業界でもトップクラス。クラウド管理のため、複数店舗運営にも対応できます。トリミングサロン特有のカルテ管理や予約管理は別途システムが必要ですが、総合的な使いやすさと安定稼働を求めるサロンに向いたPOSです。

価格・プラン
14,000円~/月

エアレジ

エアレジは、初期費用・月額費用が0円で始められるクラウドPOSレジとして非常に人気が高いサービスです。直感的に操作できるシンプルな設計で、スタッフ教育の手間が少なく、開業したばかりの小規模サロンにも適しています。売上管理・会計処理・在庫管理などの基本機能はしっかり備わっており、物販管理にも対応可能です。

Airペイを併用することで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など幅広いキャッシュレス決済を導入できます。費用を抑えつつレジ管理を強化したい店舗に最適ですが、ペット情報管理や予約管理は標準機能ではないため、必要に応じて別アプリで補う必要があります。まずは低コストでPOSを導入したいサロンに最もおすすめしやすい選択肢です。

スクエア（Square）

スクエアは、無料で使えるPOSアプリと専用のSquareリーダーを組み合わせて利用するPOSレジで、特にキャッシュレス決済の導入が簡単な点が特徴です。クレジットカードタッチ決済・ICカード決済・QR決済に対応しており、決済手数料のみで利用できるため、導入コストを最小限に抑えられます。また、シンプルな画面で売上管理や在庫管理も容易に行え、サロンの基本的な運営ニーズを満たせます。

小規模サロンや移動型トリミングサービスなどにも使いやすいモバイル性の高さもメリットです。一方、予約管理やペットカルテ機能は標準では搭載されていないため、必要に応じて他ツールと組み合わせる形になります。キャッシュレスの導入とシンプルなレジ運用を求めるサロンに適したPOSです。

価格・プラン
・フリープラン 0円

トリミングサロンにPOSレジを導入するメリット

トリミングサロンにPOSレジを導入すると、予約・会計・情報管理が効率化され、スタッフの作業負担軽減とサービス品質の向上につながります。特に以下の5つは、導入効果が大きい代表的なメリットです。

顧客・ペット情報を一元管理できサービス品質が向上する

POSレジを導入する最大のメリットの一つが、顧客情報とペット情報をまとめて管理できる点です。犬種・体重・毛質・過去の施術履歴・アレルギー情報などを一元化でき、必要な情報をすぐに呼び出せるため、施術の精度が大きく向上します。

また、スタッフ間で情報共有がしやすくなり、引き継ぎミスの防止にもつながります。定期的に来店するペットの特徴や過去の注意点を瞬時に確認できることで、安心・安全な施術が可能になります。さらに、来店周期や傾向を把握することで、次回予約の提案や適切なケアのアドバイスなど、サービス価値向上にも役立ちます。

予約管理がスムーズになりダブルブッキングを防げる

POSレジには予約機能やスケジュール管理機能が搭載されている場合が多く、施術内容・時間・担当者をまとめて管理できます。これにより、予約表が見やすく整理され、施術準備も効率的に行えるようになります。ネット予約と連携すれば、顧客が24時間いつでも予約できるため、電話対応の負担が減り、予約漏れや入力ミスも大幅に軽減できます。

また、ダブルブッキングや時間の重複など、手書き管理では起こりやすいトラブルも自動で防止できます。予約変更やキャンセルもリアルタイムで反映されるため、繁忙期でも安定した予約運営が可能になり、サロン全体の運用効率を高める効果があります。

会計が早くなり待ち時間を短縮できる

POSレジでは施術メニューを選択するだけで金額が自動計算されるため、手入力の必要がなく、会計スピードが大幅に向上します。会計作業にかかる時間が短縮されることで、顧客の待ち時間も減り、スムーズな退店につながります。

忙しい時間帯でも効率的に会計処理が行えるため、スタッフの負担も軽減され、施術や接客により多くの時間を割けるようになります。また、レジ締め作業も自動化されるため、閉店後の業務負担を減らせる点も大きなメリットです。施術後の会計をスムーズにしたいサロンや、受付業務に人手が割けない小規模店舗にとって特に導入効果が大きいポイントです。

売上やメニュー別集計で経営分析ができる

POSレジには売上データを自動で蓄積・分析する機能があり、日次・月次の売上管理や施術メニュー別の収益分析が簡単に行えます。どのメニューが人気なのか、どの時間帯が混雑するのか、スタッフごとの売上傾向など、店舗運営に役立つさまざまなデータを可視化できます。

これにより、料金設定の見直しやメニュー追加の判断、スタッフ配置の最適化など、経営判断がしやすくなります。紙やエクセルでの手動集計と比べて時間と労力を大幅に削減でき、より戦略的なサロン運営が可能になります。長期的な売上傾向の分析にも役立ち、安定した経営基盤づくりに貢献する重要な機能です。

キャッシュレス対応で支払い方法が増え顧客満足度が上がる

POSレジと連携したキャッシュレス決済を導入すれば、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など多様な支払い方法を提供できます。これにより、現金を持ち歩かない顧客にも対応でき、利便性が向上します。

また、キャッシュレス化によって会計スピードが上がり、現金管理や釣銭ミスが減るため、スタッフの負担も軽減されます。顧客にとっても「支払いが早い・簡単」という体験が満足度向上につながり、再来店促進にも効果があります。特に若い世代の顧客や多頭飼いの家庭では、キャッシュレスのニーズが高まっており、サロンにとっても競争力を高める大きなメリットになります。

トリミングサロンにPOSレジを導入するデメリット

トリミングサロンでPOSレジを導入する際には、便利な一方でいくつかの注意点や負担が生じます。導入前にデメリットを把握しておくことで、失敗のないシステム選びにつながります。

初期費用・月額料金などのランニングコストが発生する

POSレジの導入には、iPadなどのタブレット本体代、レシートプリンター、決済端末などの初期費用がかかります。さらにクラウド型POSの場合は、月額利用料が発生し、予約機能やネット予約連携などのオプションを追加すると費用が増えることもあります。

トリミングサロンは利益率が一定のため、毎月のランニングコストが積み重なると負担が大きくなる場合があります。導入前に必要な機能を見極め、費用対効果を考慮したうえでシステムを選ぶことが重要です。また補助金を活用できる場合もあるため、費用負担を抑える方法も検討する必要があります。

操作に慣れるまでスタッフ教育が必要になる

POSレジは便利ですが、導入直後はスタッフが操作に慣れるまで時間がかかる場合があります。特にメニュー登録や予約管理など多機能なPOSでは、最初は画面操作が難しく感じられることがあります。スタッフ全員が同じ操作方法を理解していないと、会計ミスや予約入力漏れなどのトラブルが発生しやすくなります。

そのため、導入時にはマニュアル作成や研修時間の確保が必要となり、日常業務に負担が生じる可能性があります。サポート体制が充実したサービスを選ぶことで、教育コストを抑えつつスムーズに運用を開始できます。

ネットワーク障害時に予約や会計が滞る可能性がある

クラウド型POSレジはネット環境に依存しているため、通信障害が発生すると予約状況の確認や会計処理ができなくなるリスクがあります。特にトリミングサロンでは、施術前後の流れが予約管理に左右されるため、ネットワークトラブルは業務停止につながりかねません。

Wi-Fiが不安定な店舗では、予備回線やモバイルルーターの用意が必要となることもあります。また、機種によってはオフライン運用に対応していない場合があるため、導入前にどの程度オフラインで利用できるかを確認しておくことが安全な運用につながります。

カスタマイズ性が低い場合、業務フローに合わないことがある

POSレジによっては、機能追加の自由度が低くサロンの業務フローに合わないケースがあります。トリミングサロンは店舗ごとにメニュー内容や予約の流れが異なるため、POS側の仕様に合わせなければならない場合、かえって業務の手間が増える可能性があります。

例えば、オプションメニューが細かく登録できない、預かり時間管理が柔軟にできないなど、運用上の不便が生じることもあります。導入前にはデモ操作や無料トライアルを活用し、自店舗の業務スタイルに合っているかを確認することが重要です。

データ管理・セキュリティ対策が必要になる

顧客情報やペットの詳細データを扱うPOSレジでは、セキュリティ対策が欠かせません。クラウド型システムの場合、データはオンラインで保管されるため、万が一の情報漏えいリスクを考慮する必要があります。

また、端末の紛失や不正アクセスを防ぐため、スタッフの権限管理やパスワード設定など運用ルールを整備する必要があります。さらに、バックアップ体制が整っていないと、突然のトラブルで大切な顧客データが失われる可能性もあります。安心して使えるよう、セキュリティ基準が高いサービスを選ぶことが重要です。

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