POSレジのポイントカード機能とは？導入メリットやおすすめ製品を紹介！

POSレジのポイントカード連携とは？

集客力を高めて売上を伸ばしたい

このようにお悩みではないでしょうか。

今回の記事では、POSレジのポイントカード機能について解説します。

これからPOSレジの導入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

POSレジのポイントカード機能とは？

近年、多くの小売店や飲食店では、顧客満足度の向上とリピーター獲得を目的に「ポイントカード制度」を導入しています。

ここでは、POSレジのポイントカード機能について解説します。

POSレジとは？

POSレジとは、商品の販売情報をその場でデジタル記録・集計できる「POS（Point of Sale）システム」を搭載したレジのことです。販売日時や商品名、価格、数量、支払い方法などの取引データをリアルタイムで記録できるため、在庫管理や売上分析、販売戦略の立案に役立ちます。従来の単なる会計機能だけでなく、バーコードスキャンやキャッシュレス決済、顧客管理、ポイント機能など多彩な機能を搭載できるのが特徴です。

近年はクラウド型POSレジの普及により、インターネットを通じて複数店舗の売上や在庫を一括管理できるようになり、店舗運営の効率化やコスト削減にも貢献しています。小売業、飲食業、サービス業など幅広い業種で活用されています。

POSレジのポイントカード機能とは？

POSレジのポイントカード機能とは、会計時に自動で顧客のポイントを付与・管理できる仕組みのことです。会員登録された顧客の情報と購入履歴を紐づけ、来店ごとのポイント加算や利用履歴の確認、ポイントの使用処理をスムーズに行えます。紙のポイントカードでは発生しやすい紛失や管理漏れを防ぎ、デジタル化により精度の高い顧客データを蓄積できます。

また、蓄積した購買データをもとに特定顧客へのクーポン配信やセール案内など、リピート促進につながるマーケティング施策も実施可能です。さらに、外部の共通ポイントサービス（楽天ポイント、Tポイントなど）と連携すれば、新規顧客の獲得にも有効です。店舗側は売上向上、顧客側はお得感を得られる、双方にメリットのある機能です。

ポイントカード連携可能なPOSレジメーカー10選

顧客のリピート促進や売上向上に欠かせない「ポイントカード機能」。最近のPOSレジは、単体でポイントカード機能を備えるだけでなく、外部の共通ポイントサービスや独自会員システムと連携できるモデルが増えています。

ここでは、ポイントカード連携に対応したPOSレジメーカー10社を厳選し、価格や特徴を解説します。導入コストや機能を比較し、自店舗に最適なPOSレジ選びの参考にしてください。

スマレジ【おすすめNo.1】

スマレジはクラウド型POSレジの代表格で、標準でポイント管理機能を搭載し、独自ポイント制度や外部ポイントサービスとの連携が可能です。顧客情報や購買履歴を基にポイント付与条件を自由に設定でき、販促施策に活かせます。

価格は「スタンダード」が無料、「プレミアム」が月額5,500円、「プレミアム プラス」が月額8,800円で、規模や機能ニーズに応じて選択できます。クラウド型のため複数店舗管理も容易で、スマホやタブレットからリアルタイムに売上・ポイント状況を確認可能です。外部会員アプリとの連携にも対応しており、小売業・飲食業・サービス業など幅広い業種で利用されています。

価格・費用
・スタンダード：0円　
・プレミアム：5,500円/月　
・プレミアム プラス：8,800円/月

CASHIER POS

CASHIER POSは、使いやすさと拡張性を兼ね備えたクラウド型POSレジで、ポイントカード機能を標準搭載しています。紙カードからデジタル会員証まで柔軟に対応し、店舗独自のポイント制度やキャンペーンを簡単に設定可能です。価格プランは「スタータープラン」が無料、「プロフェッショナルプラン」が月額4,400円、「モバイルオーダープラン」が月額3,000円となっており、業態や予算に合わせて選べます。

売上分析や顧客管理、在庫管理などの機能とポイント連携を組み合わせることで、効果的なリピーター施策を実現できます。また、タブレット対応で設置場所を選ばず、飲食店や物販店など多様な業種に適しています。

価格・プラン
・スタータープラン　無料
・プロフェッショナルプラン　月額4,400円
・モバイルオーダープラン　月額3,000円

POS+ selfregi【サポートが手厚い】

POS+ selfregiは、セルフレジ型POSの中でもサポート体制が充実していることで知られています。ポイントカード機能は標準で利用可能で、顧客ごとのポイント付与・利用履歴を自動管理。さらに、共通ポイントサービスや会員アプリとの連携にも対応しています。

価格は月額14,000円〜で、導入後の研修やトラブル対応も手厚く、初めてPOSを導入する店舗でも安心です。特に人手不足対策や非接触会計の導入を検討している小売・飲食業に適しており、ポイント施策とセルフレジ機能を組み合わせた効率的な店舗運営が可能です。

価格・プラン
14,000円~/月

BCPOS

BCPOSは、飲食業や小売業向けに幅広く展開される高機能POSシステムです。ポイントカード機能を標準搭載し、顧客別の購入履歴やポイント利用履歴を一元管理できます。買取型とサブスク型の2つの導入形態があり、買取型は270,000円（税抜）、サブスク型は月額5,000円（税抜）で利用可能です。

特に在庫管理や売上分析機能との連携が強力で、ポイント施策を在庫消化や販促キャンペーンに直結させられます。タッチパネル式の使いやすいインターフェースと安定性が魅力で、中規模〜大規模店舗でも活用されています。

価格・プラン
BCPOS(基本) パッケージ(買取) 270,000円(税抜)
BCPOS(基本) サブスク 5,000 円 (税抜) / 月額

Square POSレジ

Square POSレジは、初期費用・月額費用が無料で、決済手数料のみで利用できるコストパフォーマンスの高さが魅力です。ポイント機能は外部アプリやSquareの顧客管理機能と連動して利用可能で、電子会員証やメールによる販促施策にも対応します。

クラウドベースで動作し、スマホやタブレットをPOS端末として使用可能なため、設置・導入が簡単です。キャッシュレス決済との親和性が高く、カードやQRコード決済との併用でスムーズな会計が実現します。小規模店舗や移動販売、ポップアップストアなど、初期費用を抑えたい店舗に最適です。

価格・プラン
無料(月額決済手数料のみ)

STORESレジ

STORESレジは、ネットショップ運営サービス「STORES」と連携できるPOSレジで、オンラインとオフラインの顧客データ統合に優れています。ポイントカード機能は、来店時に自動加算・利用が可能で、オンラインショップの購入にも連動させられます。

料金は「フリープラン」が無料、「ベーシック」が月額4,950円で、販促機能やサポートが強化されます。ECと実店舗を一元管理したい事業者に適しており、ポイント連携を通じたオムニチャネル戦略が実現可能です。特にアパレルや雑貨など、リピーター施策が重要な業種で力を発揮します。

価格・プラン
フリープラン　無料
ベーシック　4,950円/月

エアレジ

エアレジは、リクルートが提供する無料で使えるクラウド型POSレジで、オプション機能によりポイントカード連携が可能です。会計時の自動加算や、顧客別のポイント利用履歴管理が可能で、Tポイントなど外部サービスとの連携にも対応しています。

基本機能は無料で利用でき、必要に応じて有料オプションを追加できる柔軟性が特徴です。シンプルな操作性と高い導入実績があり、飲食業・小売業を中心に幅広い業種で採用されています。初めてPOSを導入する小規模店舗でも安心して利用できる設計です。

価格・プラン
無料〜
※オプションで別途料金が必要

PowerPOSクラウド

PowerPOSクラウドは、クラウド型で多店舗管理や本部一括管理が可能な高機能POSシステムです。ポイントカード機能を標準搭載し、顧客の購買履歴やポイント利用データを活用した販促が容易に行えます。料金は無料プランから用意されており、機能や店舗規模に応じて有料プランへ拡張可能です。

飲食業、アパレル、小売など幅広い業種で利用され、在庫管理・売上分析などの業務効率化機能とも連動します。APIによる外部システム連携にも対応しており、会計ソフトやECとのポイント統合も可能です。

価格・プラン
無料〜

パワーナレッジPOS

パワーナレッジPOSは、カスタマイズ性の高さと業種特化型機能が強みのPOSシステムです。ポイントカード機能は顧客情報管理と連動し、細かな条件設定や特典付与が可能です。価格は要問い合わせとなっており、店舗規模や業種、導入機能に応じて見積もりされます。

飲食業、小売業、サービス業など業態に合わせた画面設計や機能構成ができるため、業務フローに完全対応した運用が可能です。高度な顧客分析や販促キャンペーンとの連携により、リピーター施策の効果を最大化します。

価格・プラン
要問い合わせ

LIVEREGI（ライブレジ）

LIVEREGIは、低コストながら高機能なクラウド型POSレジで、月額5,000円〜利用可能です。ポイントカード機能は標準搭載され、顧客情報・購買履歴と連携して自動加算・利用管理が可能です。特定商品の購入やイベント期間中のポイント倍率アップなど、柔軟なキャンペーン設定ができ、売上促進に直結します。

売上集計や在庫管理などの基本機能も搭載しており、店舗運営を一元管理可能です。小売業や飲食業を中心に、中小規模店舗での導入実績が多く、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。

価格・プラン
5,000円～

ポイントカード機能以外のPOSレジの主な機能

POSレジは会計業務を行うだけでなく、店舗運営を効率化し、売上向上や顧客満足度アップにつながる多彩な機能を備えています。

以下では、ポイントカード以外の代表的なPOSレジ機能について詳しく解説します。

販売データの記録と管理

POSレジは、商品販売時に発生する取引情報をリアルタイムで記録し、データとして蓄積します。記録される内容は、商品名、数量、単価、合計金額、販売日時、決済方法など多岐にわたり、これらを自動でデータベースに保存します。

紙の帳簿や手動入力と違い、人的ミスを防ぎ、正確な情報管理が可能です。さらに、データはクラウド上に保存されるケースも多く、複数店舗や外出先からでも確認できます。

日々の売上や客数を確認できる売上集計・分析機能

POSレジには、日別・週別・月別などの売上や客数を自動で集計する機能があります。単なる集計だけでなく、曜日別や時間帯別の売上傾向、客単価、商品別売上ランキングなど、詳細な分析が可能です。

スタッフ別の管理ができる従業員管理機能

従業員管理機能は、スタッフごとの勤務状況や売上貢献度を可視化できる機能です。POSレジでスタッフごとにログインして会計処理を行うことで、誰がどの時間帯に何件の取引を行ったか、売上金額はいくらかといった情報を自動で記録します。これにより、従業員の接客スキルや販売能力の評価がしやすくなります。

在庫数の把握に役立つ在庫管理機能

POSレジの在庫管理機能は、販売と同時に在庫数を自動で減算し、最新の在庫状況をリアルタイムで把握できる仕組みです。これにより、売れ筋商品の欠品を防ぎ、不要な在庫の抱え込みを回避できます。仕入れや発注のタイミングをデータに基づいて判断できるため、在庫コストの最適化にもつながります。

クレジット・QRコードなど多様な決済手段への対応

近年のPOSレジは、現金だけでなくクレジットカード、デビットカード、交通系IC、QRコード決済、電子マネーなど、多様な決済手段に対応しています。顧客は自分の希望する方法でスムーズに支払いができ、会計時間の短縮と満足度向上につながります。特にキャッシュレス決済の普及により、現金管理の手間や釣銭ミスが減少し、店舗側の業務効率も向上します。

領収書やレシートの発行機能

POSレジには、会計完了後に領収書やレシートを自動で発行する機能が備わっています。これにより、顧客は購入内容を正確に確認でき、返品や交換の際の証明書としても利用できます。領収書には宛名や但し書きの入力が可能で、法人顧客や経費精算が必要な顧客にも対応できます。

顧客情報を蓄積・活用できる顧客管理機能

POSレジの顧客管理機能では、会員登録や購入履歴、来店頻度、平均購入額など、顧客ごとの詳細データを蓄積できます。これにより、常連客や休眠客の把握、新規顧客の分析が容易になり、ターゲットに合わせたマーケティング施策が可能になります。

外部システム（会計ソフト・ECサイト）との連携機能

最新のPOSレジは、会計ソフトやECサイトなどの外部システムと連携できる機能を持っています。会計ソフトと連動すれば、日々の売上データを自動仕訳し、経理業務の手間を大幅に削減できます。また、ECサイトと連携することで、オンライン・オフラインの在庫情報や売上データを一元管理でき、複数チャネルでの販売をスムーズに運営できます。

POSレジのポイントカード機能を導入するメリット

POSレジのポイントカード機能は、単なる割引サービスにとどまらず、顧客との関係強化や売上向上につながる戦略的なツールです。

以下では、POSレジにポイントカード機能を導入する具体的なメリットを解説します。

リピーター獲得につながる顧客満足度の向上が期待できる

ポイントカード機能は、来店や購入ごとにポイントが貯まり、次回以降の割引や特典として利用できるため、顧客にお得感を与えます。

この「お得に買える」という体験が顧客満足度を高め、再来店の動機づけにつながります。特にPOSレジと連動している場合、会計時に自動でポイント加算・利用ができるため、手間がかからずスムーズな接客が可能です。

購買データを活用したマーケティングが可能になる

POSレジのポイントカード機能では、顧客の購入データが自動的に蓄積されます。これにより、特定商品の購入履歴や来店頻度、客単価などを分析し、効果的なマーケティング施策を展開できます。

例えば、特定商品を頻繁に購入する顧客に関連商品のクーポンを配布したり、来店が減っている顧客に再来店促進メールを送るなど、データに基づく精度の高いアプローチが可能です。

顧客ごとの購買傾向を把握できる

POSレジとポイントカード機能の連携により、顧客一人ひとりの購買傾向を詳細に把握できます。購入する商品の種類、価格帯、来店時間帯や曜日などのデータを分析することで、顧客像を明確化できます。

例えば、平日昼間に低単価商品をよく購入する顧客層と、週末に高単価商品を購入する顧客層では、アプローチ方法や販促内容を変えることで効果が高まります。

キャンペーンや特典施策が実施しやすくなる

POSレジのポイントカード機能は、特定条件でのポイント倍率アップや、一定ポイント達成時の特典付与など、柔軟なキャンペーン設定が可能です。

これにより、季節イベントや新商品発売時に合わせた販促施策を手軽に実施できます。例えば、雨の日限定でポイント2倍、誕生日月には特別ポイント付与など、顧客の来店動機を増やす施策を簡単に設定できます。

紙のポイントカード管理が不要になり業務効率化できる

従来の紙ポイントカードでは、発行や保管、ポイント加算時の手作業など、スタッフの負担が大きく、紛失や記録ミスのリスクもありました。

POSレジのポイントカード機能を導入すれば、これらの手間が不要になり、会計時に自動でポイントを加算・利用できます。デジタル化されたポイント情報はクラウドや端末に保存されるため、紛失や集計ミスを防ぎ、正確なポイント管理が可能です。

ポイントカード連携可能なPOSレジの選び方

POSレジのポイントカード機能は、単にポイントを付与するだけでなく、顧客データと組み合わせて販促やリピーター獲得に活用できる重要な仕組みです。

ここでは、ポイントカード連携可能なPOSレジを選ぶ際に重視すべき6つのポイントを詳しく解説します。

主要なポイントサービスとの連携実績があるか確認する

POSレジを選ぶ際は、Tポイント、楽天ポイント、dポイントなどの主要共通ポイントサービスや、自社独自のポイントシステムとの連携実績を必ず確認しましょう。連携が可能であれば、既存のポイント会員をスムーズに取り込み、新規顧客にも「使える店舗」として認知してもらえます。

特に全国的に知名度の高いポイントサービスとの連携は、集客力の向上に直結します。また、外部ポイントサービスとの連携には追加費用や専用端末が必要な場合もあるため、導入前に費用や運用条件を確認しておくことが重要です。既に他店舗でポイントサービスを展開している場合は、そのシステムとの互換性もチェックすることで、移行時の混乱や顧客離れを防げます。

顧客情報とポイント履歴の一元管理が可能かチェックする

顧客情報とポイント履歴が別々に管理されていると、販促や分析に活用しづらくなります。そのため、POSレジ側で顧客の基本情報（氏名・連絡先・会員ID）とポイント利用履歴を一元管理できるかが重要です。一元管理が可能であれば、特定顧客の購入履歴や来店頻度、ポイント利用状況を瞬時に確認でき、ターゲットを絞ったキャンペーンや個別アプローチが容易になります。

また、休眠顧客への再来店促進施策や、優良顧客への特典提供も効果的に行えます。さらに、複数店舗を運営している場合は、全店舗で統一したポイント管理ができるかどうかも要チェックです。統合管理により、店舗間での情報共有や顧客サービスの均一化が実現します。

来店頻度や購入履歴に応じた柔軟なポイント設定ができるか

POSレジのポイント機能は、単純な購入金額に応じた付与だけでなく、来店頻度や特定商品の購入履歴などに応じてポイント倍率を変えられる柔軟性があるかどうかが重要です。例えば、平日限定ポイント倍増、誕生日月特典、特定カテゴリー商品の購入時のみ追加ポイント付与など、顧客行動に応じた細かな設定が可能だと、来店動機を効果的に高められます。

こうした柔軟な設定は、顧客の購買パターンを変え、売上増につながります。また、キャンペーン終了後に自動で通常設定に戻す機能や、期間限定ポイント付与の設定ができると、運用負担を軽減しながら効果的な販促が可能になります。

スマホアプリやLINEと連携できるか

近年は紙のポイントカードよりも、スマホアプリやLINE公式アカウントを利用したデジタル会員証が主流になりつつあります。POSレジがスマホアプリやLINEと連携できれば、来店時にアプリやQRコードを提示するだけでポイント加算・利用が可能となり、顧客の利便性が向上します。

さらに、プッシュ通知やメッセージ配信を活用してセール情報やクーポンを配布でき、顧客との接点を増やせます。LINE連携では、友だち追加と同時に会員登録を行う仕組みも可能で、新規顧客の取り込みに有効です。導入前には、対応しているアプリやプラットフォーム、連携にかかる追加費用を確認しておきましょう。

導入・運用コストが予算に見合っているかを確認する

POSレジ本体の費用だけでなく、ポイント機能の利用料や外部サービスとの連携費用、メンテナンス費用など、導入・運用にかかる総コストを把握することが大切です。安価に見えるプランでも、ポイント連携には別途月額費用や端末が必要な場合があるため注意が必要です。

また、長期的な運用コストも考慮し、予算内で継続的に利用できるかを判断しましょう。サブスクリプション型と買い切り型の比較や、必要に応じた機能追加の費用も確認すると安心です。費用対効果の高いPOSレジを選ぶことが、投資を無駄にしないポイントです。

サポート体制や設定サポートの有無を確認する

POSレジとポイントカード機能の連携設定は、初心者にとっては複雑な場合があります。そのため、導入時に設定をサポートしてくれるか、トラブル発生時に迅速に対応してくれるかは重要な選定基準です。特に、電話やチャット、メールなど複数のサポート窓口があり、営業時間外でも対応可能なサービスは安心です。

また、マニュアルや動画チュートリアルが充実しているかもチェックしましょう。サポート体制が整っていれば、初期設定だけでなく、キャンペーンの設定やデータ分析の活用方法についても相談でき、機能を最大限に活かすことができます。

POSレジのポイントカード機能がおすすめの店舗

POSレジのポイントカード機能は、顧客のリピート来店や購買単価の向上を狙う店舗に特に効果的です。会計時に自動でポイントの付与・管理ができるため、顧客は「お得感」を得られ、店舗側は顧客データを活用した販促や分析が可能になります。

ここでは、ポイントカード機能の活用がおすすめの店舗タイプを具体的に紹介します。

リピーター獲得が重要な飲食店

飲食店は競合が多く、常連客の確保が売上の安定に直結します。POSレジのポイントカード機能を活用すれば、来店ごとにポイントを付与し、一定数貯まると割引や特典を提供できます。これにより、「また行きたい」という動機づけができ、リピーター獲得に効果的です。

さらに、購買データを分析して来店頻度や人気メニューを把握し、平日限定キャンペーンや誕生日特典などの施策も展開可能です。紙カードでは難しい管理もデジタル化でスムーズになり、スタッフの負担軽減にもつながります。特にカフェやラーメン店、居酒屋など、定期利用が見込める飲食店で効果を発揮します。

常連客の多い美容室・理容室

美容室や理容室は顧客との関係が長期的になりやすく、ポイントカード機能は顧客満足度の向上に直結します。カットやカラーなどの施術ごとにポイントを付与し、貯まったポイントでトリートメントサービスや割引を提供すれば、継続来店の促進につながります。

POSレジで顧客情報とポイント履歴を一元管理すれば、前回施術内容や来店周期を把握し、次回来店のタイミングで案内メールやクーポンを送ることも可能です。また、LINE連携などを使えば、予約と同時にポイント確認ができ、利便性も高まります。高い顧客ロイヤルティを築ける業態のため、ポイント制度との相性が抜群です。

高頻度で来店するクリーニング店

クリーニング店は、顧客が定期的にサービスを利用する典型的な業種です。POSレジのポイントカード機能を導入すれば、利用回数や金額に応じてポイントを付与し、次回以降の割引や無料サービスに活用できます。例えば、ポイント満了時にシャツ1枚無料クリーニングや、季節の衣替え時に特典を提供することで、リピート率が向上します。

また、顧客情報とポイント履歴を紐づけることで、衣替えシーズンや特定顧客に合わせたDM送付も可能です。紙カードと異なり、紛失や再発行の手間も不要で、スタッフの業務負担を軽減できます。地域密着型の店舗ほど、長期的な顧客維持に役立ちます。

地域密着型の小売店・スーパー

地域の顧客に支えられる小売店やスーパーでは、ポイントカード機能が顧客の固定化に有効です。POSレジで自動的にポイントを付与することで、会計の手間を省きつつ、来店頻度向上を促せます。特売日や感謝デーにポイント倍率を上げる施策も容易に実施でき、売上の底上げが可能です。

また、購買履歴を分析することで、顧客ごとの購買パターンに合わせたクーポン配布や商品のおすすめもできます。特に地域密着型店舗では、他店との差別化要素としてポイント制度が効果的に機能します。紙カードのような紛失リスクもなく、高齢層から若年層まで幅広く対応できるのも魅力です。

物販や予約がある整体・整骨院

整体や整骨院は、施術と物販（健康グッズ・サプリなど）を組み合わせることで客単価を高められる業態です。POSレジのポイントカード機能を導入すれば、施術だけでなく物販購入時にもポイントを付与でき、継続利用を促進します。

来店頻度や施術履歴に応じた特典設定が可能で、「5回通院で1回無料施術」や「物販購入ポイント2倍」など柔軟な施策が展開できます。顧客情報と紐づけて管理することで、症状や利用傾向に合わせた提案も容易になります。予約システムとの連携で、来店時にスムーズなポイント利用が可能となり、顧客満足度がさらに向上します。

会員制サービスを提供するフィットネスジム

フィットネスジムやスポーツクラブなどの会員制サービスでは、継続利用を促すためのインセンティブが重要です。POSレジのポイントカード機能を導入すれば、来館回数や物販購入、イベント参加などに応じてポイントを付与できます。貯まったポイントは月会費割引やグッズ交換に使えるようにすれば、会員のモチベーション維持に効果的です。

さらに、会員情報とポイント履歴を一元管理することで、利用頻度の低い会員への再来促進施策も可能です。LINEやアプリと連動すれば、ポイント残高や特典情報を簡単に確認でき、利便性の高いサービスを提供できます。

顧客単価が高いアパレルショップ

アパレルショップは一度の購入金額が高く、ポイント制度が大きなインセンティブになります。POSレジのポイントカード機能を使えば、高額商品の購入時に付与されるポイントが次回の購買意欲につながります。購買履歴と連動させれば、好みやサイズ、購入ブランドの傾向に合わせた商品提案や限定クーポンの配布も可能です。

セールや新作発売時にポイント倍率を上げるキャンペーンを行えば、来店動機の強化につながります。さらに、顧客ランク制度と組み合わせれば、優良顧客への特別対応やVIPイベント招待など、ロイヤルカスタマーの育成にも効果的です。

POSレジの導入費用を安くする方法

POSレジは店舗運営の効率化や売上向上に欠かせないツールですが、導入には本体費用や周辺機器、システム利用料など一定のコストがかかります。特に高機能モデルや多店舗展開を想定したシステムは初期投資が大きくなりがちです。

以下では、代表的な3つのコスト削減方法を解説します。

補助金・助成金を活用する

POSレジ導入時には、国や自治体が提供する補助金・助成金を活用することで、導入費用の一部を負担してもらえます。代表的な制度には、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金、業務改善助成金などがあります。IT導入補助金では、クラウド型POSレジやキャッシュレス決済対応機器が対象になり、最大で数十万円が補助される場合があります。

これらは申請期間や要件が決まっており、事前に登録されたIT導入支援事業者を通じて申し込む必要があります。導入前に対象機種や費用、申請スケジュールを確認し、必要書類を準備しておくことが重要です。補助金を利用すれば、最新POSレジを実質的に低コストで導入可能です。

リース・レンタルを活用する

POSレジを購入せず、リースやレンタルで利用する方法も初期費用削減に有効です。リース契約では、契約期間中は一定の月額料金で機器を利用でき、導入時の一括支払いが不要になります。レンタルは短期間の利用に向いており、イベントや繁忙期など期間限定でPOSを追加したい場合に便利です。

リースは長期利用を前提としており、契約終了後に買い取りや返却を選べる場合もあります。レンタルは契約期間が柔軟で、必要な時だけ借りられるため、資金効率を高められます。購入より総額が高くなる可能性はありますが、初期投資を抑えて最新機種を導入できる点でメリットがあります。

サブスクを検討する

近年は、POSレジを月額制のサブスクリプションサービスで提供する事業者も増えています。サブスク型は、本体機器、ソフトウェア、保守サポートがセットになっており、月額料金だけで利用可能です。初期費用がほとんどかからず、常に最新のソフトウェアや機能を利用できるのが特徴です。

また、契約期間中は不具合対応や機器交換が含まれる場合もあり、メンテナンスコストも予測しやすくなります。店舗規模の拡大や縮小に応じてプラン変更もしやすく、複数店舗展開にも適しています。長期的には総額が購入より高くなる可能性がありますが、予算に合わせて段階的に導入できる点で魅力的な選択肢です。

POSレジの導入ならレジコンシェルジュへ！

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