クリニックの会計業務では、日々の売上を正確に管理し、現金やキャッシュレス決済の整合性を保つ「レジ締め」が欠かせません。
しかし、診療報酬や自費診療、キャッシュレス決済などが混在するクリニックでは、レジ締めの作業が複雑になりやすく、ミスや手間に悩むケースも少なくありません。
業務改善やトラブル防止を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
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レジ締めとは?
レジ締めとは、1日の診療終了後にレジ内の現金残高と売上データを照合し、金額が一致しているかを確認する作業のことです。クリニックでは、保険診療の自己負担分や自費診療、物販、さらにクレジットカードや電子マネーなど複数の決済手段が存在するため、単純な現金確認だけでなく、各決済方法ごとの集計や帳簿との整合性確認が必要になります。
レジ締めを適切に行うことで、売上管理の精度向上や不正防止につながり、経営の透明性を高める重要な業務となります。


クリニックのレジ締めの流れ
ここからは、実際にレジ締めを行う流れについてご紹介します。
① 売上データの集計
診療終了後、まずは当日の売上データを集計します。レセコンやPOSレジから出力される日計表を確認し、現金・クレジット・電子マネーなど決済手段ごとの売上金額を整理します。ここで全体の売上構成を把握しておくことが重要です。
② 現金残高の確認
次にレジ内の現金を数え、実際の残高を確認します。釣銭準備金を除いた売上分の現金と、日計表の現金売上が一致しているかをチェックします。金種ごとに数えることで、ミスの発見精度を高めることができます。
③ キャッシュレス決済の照合
クレジットカードやQR決済などの売上について、決済端末の取引履歴と日計表の金額を照合します。決済エラーや未処理がないかを確認し、入金予定額と差異が出ないようにチェックすることが大切です。
④ 過不足金の確認と原因特定
現金や売上データにズレがある場合は、過不足金として記録し、原因を特定します。打ち間違いや返金処理の漏れなどを確認し、再発防止につなげるためにも、その日のうちに対応することが重要です。
⑤ 日計表の確定と保管
すべての金額が一致したら日計表を確定し、帳簿やシステムに記録します。紙・データの両方で保管することで、監査やトラブル時にも対応しやすくなります。これで1日のレジ締め作業が完了します。


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クリニックのレジ締めでよくあるミス
クリニックの会計は保険・自費、現金・キャッシュレスが混在し、照合ポイントが多いのが特徴です。ここでは、現場で起きやすい代表的なミスと発生原因を整理します。
現金過不足が発生する
現金過不足は、レジ内現金と日計表の現金売上が一致しない状態です。主因は釣銭の渡し間違い、返金処理の漏れ、会計時の現金受領額の入力ミスなどです。特に混雑時は、患者対応を急ぐあまり確認が省略されやすく、金種確認の不足や一時置きの取り違えが起点になります。
また、釣銭準備金の扱いが曖昧だと、売上現金と混ざって差異が出やすくなります。過不足が出た際に「後で探す」と先送りすると原因が追いにくくなるため、発生したタイミングで周辺取引を遡れる運用が重要です。
入力ミス・打ち間違いによるズレが発生する
入力ミスは、会計金額や決済手段の登録が実際と異なることで起こります。たとえば自費項目の金額入力を誤る、保険・自費の区分を取り違える、現金のつもりでカード決済として登録してしまうなどが典型です。少額でも積み上がるとレジ締めで大きな差異となり、原因特定に時間がかかる点が厄介です。
さらに、取消や返金が発生したときに「元伝票の修正」と「決済端末の取消」が別操作になるケースでは、どちらか一方だけ処理してズレが残ることがあります。入力画面の導線やスタッフごとの操作クセも影響するため、発生パターンを記録して再発ポイントを潰すことが効果的です。
キャッシュレス決済との不一致が発生する
キャッシュレスの不一致は、日計表のキャッシュレス売上と決済端末の取引履歴、または入金予定額が一致しない状態です。原因は、端末側での売上確定漏れ、通信不良による未完了取引、取消処理の反映漏れ、締め処理のタイミング違いなどが挙げられます。
特に「端末の締め」と「POS/レセコンの日次締め」を別々に行う運用だと、締め時刻のズレで当日分と翌日分が混在しやすくなります。また、QR決済やカードの一部は売上計上と入金が別日になるため、照合の基準を「取引日」「締め日」「入金日」のどれで見るかを統一しないと混乱します。不一致が出たら、端末レシート・取引一覧・取消履歴までセットで確認するのが近道です。


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クリニックのレジ締めミスを防ぐ対策
レジ締めのミスは「人の確認不足」と「仕組みの曖昧さ」から発生します。ここでは、すぐに取り入れやすく、効果が出やすい再発防止策を具体化します。
ダブルチェック体制を構築する
ダブルチェックは、入力・集計・現金確認を複数人で相互監視する仕組みです。具体的には、会計担当が日計表とレジ内現金を一次照合し、別スタッフが金種表と取引履歴を使って再照合します。ポイントは「同じ画面を見る」だけでなく、別資料で検算することです。
例えば現金は金種ごとの合計、キャッシュレスは端末の締めレポートで確認し、日計表と照らすと差異が見つかりやすくなります。また、混雑時に一人で抱え込むと確認が甘くなるため、締め作業の時間帯だけでもサポート要員を固定するのが有効です。過不足が出た場合は、その場で対象取引を絞れるよう、返金・取消・訂正の履歴を必ず残す運用にします。
マニュアル化と業務標準化を徹底する
マニュアル化は「誰がやっても同じ結果になる」状態を作ることです。レジ締めは属人化しやすく、手順が曖昧だとミスが増えます。標準化の要点は、現金の扱い(釣銭準備金の固定、売上現金の分離)、締めの順番(売上集計→現金→キャッシュレス→差異確認→記録)、差異発生時の対応(原因候補の洗い出し順)を明文化することです。
さらに、締め時刻のルールも重要で、端末締めと日計締めのタイミングを統一するとキャッシュレス不一致が減ります。新人教育では、実際の帳票サンプルを使い「どこを見て一致を判断するか」まで落とし込むと定着しやすいです。マニュアルは一度作って終わりではなく、ミスが出た時に追記して育てていく運用が効果的です。
システム導入による自動化を行う
自動化は、手入力や手集計を減らしてヒューマンエラーを抑える方法です。POSレジや会計システムで現金・キャッシュレスを自動集計できるようにすると、日計表作成や照合作業が短縮されます。特に、決済端末とPOSが連携していれば、決済手段の選択ミスや金額入力ミスが起きにくくなり、締めの照合も「同一データソース」で完結しやすくなります。
さらに自動釣銭機を組み合わせると、釣銭授受のミスや現金の取り違えが減り、現金過不足の発生確率を下げられます。導入時は、取消・返金・訂正フローが現場運用と合うか、締め帳票が必要な粒度で出るかを確認すると失敗しにくいです。結果として、締め時間の短縮だけでなく、監査対応や問い合わせ対応の質も上がります。
クリニックのレジ締めを効率化する方法
レジ締めの効率化は「締め作業を短くする」だけでなく「ズレが起きにくい運用にする」ことが本質です。ここでは設備・連携・体制の3方向から整理します。
自動精算機・自動釣銭機を導入する
自動精算機や自動釣銭機は、現金授受を機械化し、締め作業の前提となる現金管理を安定させます。自動釣銭機では、投入された現金を自動で計数し、釣銭も自動で払い出すため、釣銭ミスや数え間違いが大幅に減ります。結果として、現金過不足が起きにくくなり、レジ締めは「金種の突合」から「レポート確認中心」に変わります。
自動精算機は患者自身が支払いを行えるため、受付の手が空き、締め作業を落ち着いて実施しやすくなる効果もあります。導入時は、保険・自費の会計フローに合うか、領収書・明細の発行、返金対応、締めレポート出力が想定通りかを確認することが重要です。運用が乗れば、締め時間とミス対応の両方を削減できます。
POSレジとの連携を行う
POSレジと決済端末、レセコン周辺を連携させると、売上データが一元化され、締めの照合ポイントが減ります。たとえば、会計入力から決済までを連動させれば、金額の二重入力が不要になり、打ち間違いによるズレを抑えられます。また、決済手段別の売上が自動で集計されるため、日計表作成や端末レポートの転記が不要になり、締め作業が短縮されます。
さらに、部門別・担当者別の集計が出せると、不一致が起きた際も原因箇所を絞りやすくなります。重要なのは、締め日や締め時刻の扱いを統一し、当日売上の定義を揃えることです。連携の可否だけでなく、取消・返金の反映や帳票の見やすさ、サポート体制まで含めて選ぶと、導入後のストレスが減り効率化が持続します。
会計業務の分業化を行う
分業化は、受付対応と締め作業を同じ人が抱え込まない体制づくりです。混雑対応をしながら締め準備をすると確認が雑になり、ミスが増えやすくなります。例えば、会計入力・領収書発行などのフロント業務と、締めの照合・帳票保管・差異分析などのバック業務を役割分担すると、締めが「最後に慌ててやる作業」ではなく「ルーティンの管理業務」として安定します。
小規模でも、締め時間帯だけ担当を固定し、他スタッフが電話対応や患者誘導を受け持つだけで効果があります。さらに、チェック担当を週替わりで回すと、属人化を防ぎつつ不正抑止にもなります。分業化のコツは、手順と責任範囲を明確にし、差異が出たときの報告ルートを一本化することです。結果として、ミス対応の時間が減り、締め作業の所要時間も短くなります。
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クリニックのレジ締めを効率化できるレジサービス
クリニックのレジ締めは、現金・キャッシュレス・保険/自費が混在しズレが起きがちです。ここでは、集計の自動化や連携で締め作業を軽くできる代表的サービスを紹介します。
スマレジ
スマレジは、売上集計や日計管理を中心に、締め作業の「照合」を楽にしやすいレジサービスです。会計時の入力ルールを統一しやすく、取引履歴の追跡もしやすいため、差異が出たときの原因特定に時間を取られにくいのが強みです。キャッシュレス連携や外部システム連携の選択肢を持たせることで、二重入力を減らし、打ち間違い由来のズレを抑えやすくなります。
レジ締め運用では、現金・キャッシュレスを決済手段別に整理し、締め帳票の見方をスタッフ間で揃えることが重要ですが、スマレジはこの「見える化」を作りやすいタイプです。締め時刻のルールを固定し、日計表の出力と端末レポートの照合をセット化すると、毎日の締めが定型化しやすくなります。
OWEN
OWENは、クリニックの会計フローに合わせて、受付会計の省力化と締め作業の短縮を狙いやすいサービスです。締め作業が重くなる主因は、会計処理が分散し、後から集計で辻褄を合わせる運用になっていることです。OWENのように、会計情報の流れを一本化できる設計だと、締め作業は「集計して整える」から「出力を確認する」へ移行しやすくなります。
特に、返金・取消・訂正が発生したときに履歴が追える形で残ることは、差異対応の時間を削減するうえで重要です。導入時は、保険/自費の区分や領収書・明細の扱い、日計表の粒度が現場の確認ポイントに合うかを確認すると、締めの手戻りを減らせます。
クリニックキオスク
クリニックキオスクは、受付から会計までの導線を整理し、締め作業の負荷を下げやすい選択肢です。レジ締めが大変になるクリニックでは、受付での入力作業が多く、混雑時に入力ミスや会計処理の抜けが起きやすい傾向があります。キオスク型の仕組みを取り入れることで、受付業務を標準化し、会計情報の揺れを減らしやすくなります。
結果として、締め作業では差異が出にくくなり、出たとしても対象取引を絞りやすくなります。また、スタッフが締め時間に集中しやすい環境が作れる点も効率化に直結します。運用面では、締めの基準を「取引日」「締め日」などで統一し、端末レポートと日計表の照合手順を固定化すると、日々の作業が短く安定します。
CASHIER
CASHIERは、レジ機能を軸に売上管理をまとめ、締め作業をシンプルにしやすいサービスです。レジ締めの効率化で重要なのは、締めの時点で「見たい数字」がすぐに出て、現金・キャッシュレスの差異がどこで生まれたかを追えることです。CASHIERのように、取引履歴や集計の確認導線が整理できると、締めは確認中心になり、手作業の転記や再計算が減ります。
さらに、会計時の操作を統一し、決済手段の選択ミスを減らすことで、キャッシュレス不一致の発生頻度を下げやすくなります。導入後は、締めの担当者だけが理解している状態を避け、帳票の見方と差異時の手順を共有すると、締めの品質が安定しやすいです。
POS+(ポスタス)
POS+(ポスタス)は、運用設計を固めて「締めを定型化」したいクリニックに向く考え方です。レジ締めが属人化している現場では、担当者が変わるたびに確認方法がブレて差異が出やすくなります。POS+のように、運用ルールの整理とシステム活用をセットで考えられると、締め作業の手順を標準化しやすく、日計表と決済レポートの照合も習慣化できます。
ポイントは、会計フローの中で二重入力を減らし、訂正や取消が起きたときでも履歴が追える状態を作ることです。これにより、締め作業は「問題探し」から「確認と保管」へ比重が移り、所要時間が短くなりやすくなります。最終的には、締め作業の再現性が上がることが、効率化の最大の成果になります。
よくある質問|クリニックのレジ締めQ&A
レジ締めは毎日同じように見えて、現場の運用や決済構成で悩みどころが変わります。ここでは、よくある疑問に対して、実務で困りにくい考え方を整理します。
レジ締めは毎日必要ですか?
基本的には、レジ締めは毎日行う運用が望ましいです。理由は、差異が出たときに原因を追える期間が短いほど、修正が容易だからです。数日まとめて確認すると、返金や訂正、キャッシュレスの取消などが混ざり、どの取引がズレの原因か特定しにくくなります。特に現金過不足は、当日中であれば記憶やレシート、受付メモなどの手がかりが残っており、解決が早い傾向があります。毎日のレジ締めが難しい場合でも、最低限、現金残高と日計表の現金売上、決済端末の当日レポートを照合し、差異があるかだけは確認しておくとリスクを抑えられます。**「小さくても毎日」**が、結果的に作業を軽くします。
レジ締めが合わないときの対処法は?
レジ締めが合わないときは、闇雲に現金を数え直すより、差異の種類を切り分けるのが近道です。まず現金差異なのか、キャッシュレス差異なのかを分け、次に「訂正・取消・返金」が絡む取引がないかを確認します。現金差異なら、釣銭準備金の扱い、金種の数え方、預かり金の一時置きなど、現金の流れに原因があることが多いです。キャッシュレス差異なら、端末の締め処理、未完了取引、取消の反映漏れなど、端末レポートと日計表の基準日のズレを疑います。どうしても原因が追えない場合は、過不足金として記録し、翌日以降に同じパターンが出ないよう手順を見直すことが重要です。再発を止めることが最優先になります。
レジ締めを簡単にする方法は?
レジ締めを簡単にするコツは、手作業を減らし、照合ポイントを少なくすることです。具体的には、会計入力のルールを統一して打ち間違いを減らし、日計表の見方をスタッフ全員で揃えます。次に、キャッシュレスは端末の締め時刻を固定し、日計表と端末レポートを同じ基準で比較できるようにします。現金は釣銭準備金を固定し、売上現金と混ざらない運用にすると過不足が減ります。さらに効果が大きいのは、自動釣銭機やPOS連携などで二重入力と手集計をなくすことです。最後に、差異が出たときの確認順をテンプレ化しておくと、迷わず対応でき、締め作業全体が短く安定します。日々の小さな標準化が、締めを最も簡単にします。
レジに精通したコンシェルジュが、業種や希望条件に合わせて最適な製品をご提案します。非公開の情報も踏まえて、
最短・手間なしでセルフレジを見つけられます。まずはお気軽にお問い合わせください!

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